パソコン・スマートフォン・スマートウォッチ等でそれぞれ別々のアダプタ・ケーブルが必要になる状況を改善したく、一体型モバイルバッテリーを探していたところ「NEON 新ACモバ充」なる機能てんこ盛りガジェットを見つけたので購入してみました。
NEON 新ACモバ充とは
「新ACモバ充」は、デザインや機能にこだわったモバイルバッテリーを多数製造・販売している「NEON」という会社の商品。聞きなれない会社でしたが、どうやら佐賀に店舗を持っているようです。
コンセント一体型のモバイルバッテリーは各社からさまざま出ているものの、本製品はその中でもひときわ多機能。
- 16,000mAhの大容量モバイルバッテリー
- コンセント内蔵
- パススルー充電対応
- Type-Cケーブル・ライトニングケーブル内蔵
- ワイヤレス充電対応
- PD対応
これ一つで何でもできそうな優等生ぶりに魅力を感じ、今回購入を決めました。
NEON 新ACモバ充のパッケージ
新ACモバ充の商品パッケージはこちら。持ち運びにも使える専用プラスチックケースに入っています。
帯背面には商品説明と注意事項が記載されています。QRコードを飛んだ先はNEON公式サイトのオンライン取扱説明書で、より細かい使い方等がまとめられていました。
ケース背面には簡単なスペック表も同梱されていました。使い方によって以下のように最大出力が異なるため注意が必要です。
- ワイヤレス充電使用時:5~15W
- USB Type-Aでの出力時:18W
- USB Type-Cでの出力時:PD22.5A
- 内蔵Type-Cケーブル使用時:15W
- 内蔵Lightningケーブル使用時:10A(PD18W)
NEON 新ACモバ充の外観・機能面をチェック
本体外観はこちら。ブラック・ホワイト・グリーン・グレー・パープルの5色展開でしたが、今回はブラックを購入しました。本体はさらさらとした質感で、比較的皮脂汚れは付きやすく感じます。
本体側面にはACアダプタ・USB Type-A端子・USB Type-C端子・残量インジケータ・電源ボタンがまとめて配置されています。
昨今はType-Cが主流になりすぎてType-A端子を省くガジェットが見られるようになってきましたが、なんだかんだでまだ使用機会が多いためしっかりType-A端子を搭載しているのはありがたいですね。電池残量が確認できるのも嬉しいです。
ACアダプタを引き出した様子。奥まって収納されているうえにバネが強力なため、可動させるのに結構な力が要ります。上方向に突き出てもいないので、アダプタの爪部分を側面に押し当てながらぐぐーっと手前に引き出さなければならず、展開のしやすさという面では今一つといったところでした。
先述の通り、本体にはType-CケーブルとLightningケーブルが1本ずつ備えられています。出力は15W程度と控えめですが、別途ケーブルを用意する必要がないのは素直に嬉しいです。荷物が減ることはもちろん、カバンの中がケーブルが広がってごちゃつくのも防げますね。
おまけとして、持ち運び用の手提げストラップがついていました。しかし、本体に設けられた取り付け用の穴が深いのか、ストラップの紐を入れ込んでも反対側からなかなか出てきません。取り付けにくいうえ、付けたとしても本体自体が持ち運びやすい重量でもないため、結局ストラップはしまったままになっています。せっかくのおまけが活きていないのは残念なところ。
NEON 新ACモバ充を使っていてちょっと気になったところ
現在使っているスマホ(Galaxy S22 Ultra)のType-Cポートの調子が悪く、ワイヤレス充電が使えるモバイルバッテリーがあればなと思っていたので、ニーズにはマッチしていました。置くだけで充電できるのはやっぱり便利。
ただMagsafeには対応していないため位置合わせがやや難しく、何回か充電できていなかったケースも。本体がさらさらしていることに加え、ワイヤレス充電面の四隅がエッジになっているため、安定性にはやや欠ける印象でした。ワイヤレス充電部だけでも平面になっていたらもう少し安定したでしょうか。
また「8.4×8.4×3cm」というサイズはやっぱり大きいです。重量も公称324g・実測314gとスマホ1台半程度あるため、せっかく多機能なのにあまり持ち運ぶ気はしません。今のところ我が家では、リビングのコンセントにほぼ常駐のACアダプタとなってしまっています。
サイズ感と重量を許容できるなら優秀なガジェット「NEON 新ACモバ充」
充電環境を改善したいとの思いから、コンセント一体型かつ機能山盛りの「新ACモバ充」を購入してみましたが、想像している以上に「これ一つ」で何でもできることに驚きました。スマホをワイヤレス充電しながらUSB-TypeC端子でスマートウォッチを充電して、内蔵ケーブルで別のモバイルバッテリーを充電して…といったように、ほぼ全ての充電を賄うことができます。私の使っているPC(GPD WIN MAX2)のみ本製品では充電できませんでしたが、消費電力が大きいため致し方ないでしょう。
これだけの機能を詰め込みつつも、その価格はAnker・ELECOMといった有名メーカーよりもかなり安い4,500円。それでいて16,000mAhと大容量なのですからびっくりです。8.4cm四方のサイズ感と、300gを超える重量感さえ許容できれば、本製品は十分購入する価値のあるガジェットだと感じました。
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