一度使ってみたいと思っていた折りたたみ(フォルダブル)端末。型落ちですでに定価の半値以下になっていたこともあり「Galaxy Z Fold 3 5G」を購入してみました。2021年10月発売と結構な型落ち機種ではありますが、今でも普段使いに耐えうるものなのか、また個人的にお絵描き用途としてどうなのか気になったので、実際に2か月ほど使ってみた感想をレビューしていきます。
【結論】Galaxy Z Fold3 5Gを2024年に購入するのはあり?
最初に結論として、2024年になってからGalaxy Z Fold3 5Gを購入して感じたことと「買っても後悔しない?」という疑問への回答を記載します。
良かった点 | ・2世代型落ちの機種であるため、中古だと5~10万円程度で購入できる ・Snapdragon888は現在のミドル~ミドルハイ程度の性能で普段使いは十分快適 ・Sペン対応。7.6インチの大画面に思う存分書き込める。イラスト制作も楽しい。 ・2026年までアップデートが保証されており安心感も◎ |
気になった点 | ・一般的なスマホ2台分にも迫る重量と厚み ・最新ゲームを最高設定で楽しむにはややパワー不足 ・細長いカバーディスプレイはあまり使い勝手が良くない ・カバーディスプレイでSペンが使えない ・カメラ性能は割と平凡 |
総評・こんな人におすすめ | 折りたたみスマホをコスパ良く手に入れたい人 最新3Dゲーム等のハードな使い方はしない人 スマホでのお絵描きをさらに楽しみたい人 |
定価だと20~30万円程度するフォルダブル端末ですが、Galaxy Z Fold3なら中古であれば10万円以下で手に入れることができます。搭載するSoC「Snapdragon 888」は2024年現在も普段使い程度には十分快適なので「初めての折りたたみスマホをできるだけ安く手に入れたい」という方は、今から手に取って損はないのではと思います。Sペン対応でイラスト制作も快適ですし、アップデートも少なくともあと2年は降りてくる予定です。
気になった点としては重量や厚み、カバーディスプレイの使い勝手などが挙げられますが、これは後継機においてもそこまで大きくは変わっていません。「高グラフィックの最新ゲームをバリバリ楽しめる性能が欲しい」「カメラ用途を重視したい」といった方は最新機種を購入するべきですが、折りたたみの楽しさを体感することを目的としているであればZ Fold3でも十分満足できることでしょう。
Galaxy Z Fold 3 5Gのスペックをおさらい
すでに各サイトで出切っている部分ではありますが、一応Galaxy Z Fold 3のスペックをさらっておきます。
ディスプレイ | ・メイン:7.6インチ(QXGA+) ・カバー:6.2インチ(HD+) |
カメラ | ・メイン:広角1200万画素+超広角1200万画素+望遠1200万画素(光学2倍) ・イン(開いたとき):400万素 ・カバー(閉じたとき):1000万画素 |
SoC | Snapdragon 888 |
メモリ/ストレージ | 12GB/256GB |
SIM | Nano-SIM×1 |
サイズ | 開いたとき:158.2 x 128.1 x 6.4mm 閉じたとき:158.2 x 67.1 x 16.0-14.4mm |
重量 | 271g |
バッテリー | 4400mAh |
ワイヤレス充電 | 対応 |
その他 | Sペン対応 |
Z Fold6の発売が控えている今、まもなく3世代前にもなる本機種ですが、当時のハイエンド機ということもあり性能はもりもり。セキュリティアップデートも2026年まで提供を予定しているので、フォルダブル端末を試してみたい方はもちろん、これから普段使い用として購入するとしても十分なスペックとなっています。国内版(ドコモ・au)はFelicaにもしっかり対応しているので、お財布用途にもバッチリです。
2024年5月23日、One UI 6.1で最新のGalaxy AIにも一部対応
2024年最新のSシリーズ「Galaxy S24/S24 Ultra」の登場とともに実装された「Galaxy AI」。気になった部分を囲うだけで検索してくれる「かこって検索」など便利機能が多数ありますが、Z Fold3においてもOne UI 6.1のアップデートで対応したことを確認しました。
Samsung公式の「対象機種」一覧も2024年5月23日に更新され、しっかりとZ Fold3 5Gが含まれていることが分かります。
S24シリーズはおろかS23シリーズと比べても使える機能はかなり絞られていましたが、少なくとも「かこって検索」が利用できることは確認しました。ホームボタンorナビゲーションバーを長押ししてから該当箇所を囲うだけで検索できる、非常に便利な機能。
発売から3年経過した今でもAI対応機種に選ばれているというのは素直に喜ばしいことです。まだまだ現役で使えるポテンシャルを持っていると思います。
Galaxy Z Fold 3 5Gの外観を確認
こちらも今更ではありますが、せっかくなので本体の外観や端子類等について見ておきます。
折りたたんだ状態の本体がこちら。縦15.8cm・横6.7cmと、一般的なスマートフォンと比べるとだいぶ縦長の形状をしています。
閉じた状態で本体背面に来るカメラが、本機のメインカメラになります。広角・超広角・2倍光学望遠の3眼構成。画素数こそ1200万画素と控えめなものの、欲しいレンズは一通り備えています。
閉じた状態で向かって右側には、各種ボタン類がまとめられています。下側(メインカメラ側)に音量ボタン・電源兼指紋認証ボタン、上側(カバーディスプレイ側)にSIMスロットという配置。
閉じた状態で向かって左側には、メインディスプレイを開閉するためのヒンジが設けられています。「Galaxy」のおしゃれな刻印つき。
上部の様子。スピーカーとマイク穴が配置されています。
下部の様子にもスピーカーとマイク穴。後は充電用のType-C端子です。イヤホンジャックはありません。
画像を見るとよくわかりますが、閉じたときに上側と下側は完全にはくっつかず、ヒンジ側にやや隙間が空く形になります。これは後継が出るごとに改善されているポイント。現行のZ Fold5と比べると、Z Fold3はまだ未完成感がありますね。
閉じたときのカバーディスプレイ部には、パンチホールタイプのカメラを装備。自撮りなどの撮影はもちろん、顔認証の際にもこちらで出来るため毎回画面を開く必要はありません。
パカッと開いた様子。iPad等のタブレット製品と比べるとやはり小さくはあるものの、スマートフォンでは到底真似できない表示領域の広さはやはり圧巻です。ヒンジ部はしっかり硬く、両手で本を開くようにしなければ勝手に開閉することはありません。
背面を見てみると、ヒンジ部を覆い隠すような形で2枚のディスプレイが展開されていることが分かります。
メインディスプレイ部にもカメラが備わっていますが、400万画素とおまけ程度。ただアンダーディスプレイ(画面下)カメラなので視聴体験を損ねることがないうえ、Sペンでの描画時に引っかかったりする心配も無用です。
また、Z Foldシリーズは3世代目の本機種からSペンにも対応しました。基本的に別途購入する形にはなるものの、7.6インチの大画面に直接書き込めるのはやはり便利です。イラスト制作やデザインなどにおいても活躍します。
Galaxy Z Fold3 5Gを2024年に使ってみて感じたメリット
ここでは、Galaxy Z Fold 3 5Gを購入し一か月ほど使ってみて、2024年現在のおいても「これはいい!」と感じたポイントをご紹介していきます。
コンテンツ消費が圧倒的に捗る
なんといってもコンテンツ消費の面では、通常のスマートフォンよりも圧倒的に優秀です。Kindleで小説や漫画を読むのが非常に快適でした。普通のスマホでは拡大必至だったムック本なんかも、大画面でストレスなく読むことができます。この点は型落ちであろうと関係なく享受できる魅力。
もちろん、動画視聴用途にも◎。Prime Videoで良い作品がないかなーと徘徊し、暇を見つけては視聴するという時間が増えました。仕事には支障が出そうなくらいには、コンテンツ消費が捗る印象です。
大画面でイラスト制作ができる
普通のスマホの2倍近い画面サイズがあるので、イラスト制作用途においても問題なく活躍してくれます。もともと本機を購入した意図として「イラストは描きたいけど周辺機器が増えて煩雑になるのが嫌だから、スマホとペンタブをまとめたいなぁ」というものがありましたが、そのニーズにはバッチリ応えてくれました。
画面分割機能を活用することで、資料を検索しながらの描画も快適です。さすがに画面半分で最後まで描き進めるのは無理がありますが「ここどう描くんだっけ?」と悩んだ時にサッと隣に資料を表示できるという点は、スマホではなし得ない大きなアドバンテージだと思います。
実際に「Galaxy Z Fold3 5G × CLIP STUDIO For Galaxy」で描き上げたイラストがこちらになります。Fold用のSペンは、フォルダブルではないS UltraシリーズのSペンよりも太く長くなりました。手に持った感じも悪くなく、長時間の描画も耐えうる形状だと感じます。
「折りたたみスマホ」という体験が純粋に楽しい
2024年4月に購入し約2か月ほどメイン機として使ってみましたが、スマホを折りたたむという体験はやはり新鮮で楽しかったです。私は本機が初フォルダブル端末ということもあって、意味もなく開いては閉じるという動作を繰り返してしまうほど。私と同じようにこれから折りたたみスマホデビューするという人にとっては、最新機種を買わなくてもそのエッセンスは十分楽しめるのではないかと感じました。
また、買うまでは「折りたたみ部分がすぐダメになりそう…」と不安でしたが、実際使ってみると普通にパカパカするくらいでは全く影響がないことに驚きました。Samsung公式によれば、20万回以上の開閉動作試験をクリアしているとのこと。仮に1日100回開閉したとしても5年間は持つ計算になるので、大事に使っていれば機種変の方が先にやってくるでしょう。
なお、ディスプレイに貼り付けられているフィルムの方が先に寿命を迎えそうな感じはあります。Galaxyストアで交換してもらう・自分で貼り替える(自己責任)といった対応は必要になるかもしれません。
Snapdragon888の性能は今も申し分ない
Galaxy Z Fold3 5GのSoCは、2021年時点では最新の「Snapdragon888」。当時のハイエンド端末に採用されていたチップということもあり、3年経った今でも必要十分な処理性能を誇っています。ネットサーフィンやメッセージのやり取り、中程度のゲーム程度であれば動作に何の問題もありません。
ベンチマークソフト「Geekbench 6」で測定したところ、以下のような結果になりました。
- CPUシングルコア:1576
- CPUマルチコア:3965
- GPU:5306(API…Vulkan)
参考までに、最新のミドルハイスマホとして5/14に登場した「Pixel 8a」のスコアは以下の通りでした。搭載しているチップはGoogle独自の「Google Tensor G3」で、現時点でのハイエンド「Pixel 8/8 Pro」と同じ。
- CPUシングルコア:1500前後
- CPUマルチコア:4000前後
- GPU:6000~6500程度(API…Vulkan)
GPUスコアではそれなりの差が付けられていますが、CPUスコアではいい勝負。3DCGをフル活用した最新ゲームをガッツリプレイしたいとなると少々力不足感がありますが、普段使いにはまだまだ現役の性能を持っていることが分かります。
ちなみに、人気オープンワールドRPG「原神」の推奨チップは現時点で「Snapdragon 855」以上。今後のアップデートで「Snapdragon 865」まで必要スペックの引き上げが発表されていますが、Sd888を備える本機はまだ遊ぶことができそうです。
ここは不満。Galaxy Z Fold3 5Gを2024年に使ってみて感じたデメリット
ここまでGalaxy Z Fold3の良い点ばかりを挙げてきましたが、本機特有のデメリットはもちろん、2世代型落ちの古い機種ということで少なからず気になる部分もあることは間違いありません。中でも特に「うーん」と感じたものをご紹介しますので、これから購入を検討している人の参考になれば幸いです。
- 普通のスマホと比べるとやっぱり分厚く重い
- 縦長のカバーディスプレイはあまり使い勝手が良くない
- Sペンに対応しているのはメインディスプレイのみ
- イラストを描いていると折り目部分はやっぱり気になる
- カメラ性能はそこまで高くない
普通のスマホと比べるとやっぱり分厚く重い
フォルダブルスマホの宿命ではありますが、一般的なスマホと比べるとかなり分厚く、ずっしりとした重さを感じることは間違いありません。Galaxy Z Fold3を閉じた状態の寸法は「158.2 x 67.1 x 16.0-14.4mm」。標準的なスマホの厚みが0.7cm程度であることを考えると、2倍はおろか2cmにも迫るそのサイズはやはり持っていて疲れますし、荷物としてもかさばります。重量も公称で271gで、実測だと281gでした。
これは「開くと大画面」というメリットと表裏一体の部分ではあります。どの程度までの重さ・サイズなら許容できるかをよく考慮したうえで選ぶ必要があるでしょう。iPhone12mini/13mini、Zenfone9/10といったコンパクトスマホを好む傾向にある人には、少々ストレスかもしれません。
縦長のカバーディスプレイはあまり使い勝手が良くない
本体を閉じたときの操作画面に当たる「カバーディスプレイ」ですが、アスペクト比(縦横比)が一般的なスマホと比べるとかなり縦長です。横方向が約13cmしかないため、表示できる情報量がどうしても少なくなるうえ操作性も正直あまりよくありません。
フォルダブルだからと言って常に開いて使うわけではなく、カバーディスプレイで用事を済ます機会も多いので、ここはやや気になる点ではありました。現行のZ Fold5のカバーディスプレイの方が普通のスマホに近いサイズになっているようなので、閉じた状態での操作性を重要視するなら後継機を買った方が良さそうです。
Sペンに対応しているのはメインディスプレイのみ
Z Fold3からSペン対応になったものの、実際に書き込めるのは開いたときのメインディスプレイのみ。閉じた状態のカバーディスプレイでは利用することができません。メモを取りたいときに毎回開閉しなければいけない点はやはり不便です。
またGalaxy S Ultraシリーズと異なり、Sペンが本体に格納できないのも使いづらい印象。Sペンを取り出すと自動でメモが開くといった機能もないため、メモの快適性ではS Ultraシリーズに劣っていると感じます。
Sペンが本体に格納できないとなると発生するもう一つの問題が「保護ケースの選択」。収納できるタイプのケースは多数存在している一方で、本体内に格納できるS Ultraと比べると当然取り回しが悪く見た目もスマートでなくなりがちです。ただでさえ重量・厚みのある本機種が、Sペン格納スペースによってさらに分厚くなることも。
頻繁にメモを取る機会がある人や、スピーディな書き始めを重視する人は、Z Foldシリーズ自体があまり合わないかもしれません。
イラストを描いていると折り目部分はやっぱり気になる
大画面でイラストを描ける点をメリットとして挙げていましたが、その一方で中央の折り目部分はやっぱり気になるところがあります。描いていてガクッと大きくぶれることはないものの、折り目よってペンに加速度が付き、思った線が引けず描き直しというケースは少なくありませんでした。
また、折り目部分は筆圧感知が効きにくい印象も受けます。Gペンみたいなツールで描いているにもかかわらず、時折りサインペンで描いているような状態になることも。特に折れ目に沿って描画した場合に顕著です。せっかくの大画面を使えるのに、できるだけ中央を避けて描くスタイルになってしまうのは惜しまれます。
細かいところでは、Z Fold 3 5G用Sペン(Spen Fold Edition)のレイテンシがおそらく旧式の9msである点。2022年発売のS22 Ultra以降は2.8秒と大幅に改善されており、これと比べると数値上では結構な差があることが分かります。購入する前は「ミリの世界だからごくわずかだろう」と思っていたのですが、実際にクリスタでイラストを描いてみたところ、ペンに吸い付く感じがS22 Ultraと比べてわずかながら弱いように感じられました。
しかしiPad(Apple Pencil)もおそらく9msであり、本機としても「遅延して思うように書けない」というレベルでは全くありません。それでも一度S22 UltraのSペンの書き心地を体感した身として「若干遅いかな?」と感じてしまったことは確かなので、念のため記載しておきます。
Z Fold3は折りたたみディスプレイであること、Spen Fold Editionは画面を傷つけないようにペン先が沈む設計になっていること等が影響している可能性もあります。単純に比較できない機種同士である点にはご留意ください。
カメラ性能はそこまで高くない
折りたたみに注力した機種ということもあり、カメラ性能は平凡な印象を受けます。Galaxyらしい彩度の高い綺麗な写真が撮れることは間違いありませんが、画素数が1200万画素と低いこともあって細部の表現が弱かったり、光学2倍・デジタル10倍までのズームしか対応していなかったりと、あくまでスナップ程度の利用が無難と感じました。発売当時20万以上したフラッグシップであるため期待してしまいますが、個人的には本機種より前(2020年)の「Galaxy Note20 Ultra 5G」の方が優秀だったかなと感じたり。
またサブディスプレイの表示領域が狭いため、ポケットからサッと取り出して撮影する際、被写体を確認しづらい・ピントが合っているか分かりづらいといった懸念点も。もちろん開いて撮影することもできますが、片手でホールドしづらいサイズであるうえ「準備をしている間にシャッターチャンスが過ぎてしまった」なんて事態も起こりかねません。
これらの理由から、カメラ用途メインで利用するのはなかなか難しいのではないでしょうか。実際私も、コンテンツ消費はGalaxy Z Fold3、写真撮影はXiaomi 14 Ultraと、2台持ちで運用しています。
折りたたみの便利さ・楽しさを体感したいなら、Galaxy Z Fold3は今でも十分実用的な1台
「折りたたみスマホを使ってみたいけど、数十万もかけて挑戦するのは気が引ける」といった思いで購入してみた「Galaxy Z Fold3 5G」ですが、想像以上に満足度が高かったというのが正直なところ。3年前の機種でありながら現在でも十分使えるスペックを備えており、折りたたみ機構もこの時点でかなり仕上がっています。すでに中古相場が10万を切っていることも踏まえると「折りたたみスマホって実際どうなの?」と気になっている方々の最初の選択肢としては申し分ないように感じました。
第1・第2世代Foldで非対応だったSペンが使えるという点も、本機種の魅力を底上げしていると言えるでしょう。もちろん描き心地は快適の一言で、7.6インチという画面の広さも相まって多用途に活用でき非常に便利です。私の場合は普段の日記付け・仕事のタスク管理・買い物に行く時のメモ・趣味のイラスト制作等。できるだけ身の回りをコンパクトにしたい私としては、スマホとペンタブを一つにまとめられるという点に大きな魅力を感じています。
アップデートもあと2年ほど残っているためセキュリティ的にも問題はなく、安心して使い続けることができます。折りたたみスマホをコスパ良く手に入れたい方は、Galaxy Z Fold3をぜひ検討してみてはいかがでしょうか。
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