本ブログで度々取り上げている、新作デジタルデトックス端末「Light Phone III」。先日公式より、今後の生産スケジュールに関する最新情報が公開されました。
公式ブログにて公表されたタイムスケジュール表によると、11月以降の大まかな流れは以下の通り。
日程 | 内容 |
---|---|
11/29~12/9 | PVT(生産検証試験)1回目 |
~12/15 | 規制当局(FCC)認証 |
12/M~2/F | キャリア認証(Verizon、AT&T) ※米国の電気通信事業者 |
1/3~1/14 | PVT(生産検証試験)2回目 |
~1/24 | 量産テスト |
~2/F | 初期ロット発送 |
~2/10 | 大量生産開始 |
~3/E | 11月時点での予約注文分を生産・発送 |
~4月中 | 12月以降の予約注文分を生産・発送 |
PVT(生産検証試験)…大量生産に適した製品設計になっているかを検証する試作試験
現時点でリスクとして挙げられているのは、12月中旬までの完了を予定している規制当局(FCC)の認証と、その後に予定されているキャリア認証。後者は米国の2社のみが該当するため、日本国内には影響がないのではと考えられますが、前者のFCC認証は12月31日までに終わらなかった場合、その後のスケジュールに関わってくる可能性があるとのことです。
商品パッケージの開発も同時進行で進められているようですが、こちらにもかなり力を入れている様子。Light社曰く「ずっと取っておきたいと思えるほど特別なものにするように努めた」とのこと。公開されたティザー画像も、確かに高級感が感じられる佇まいをしています。
このまま順調に進めば、1月末~2月初旬の旧正月前に小規模な量産テストが始まり、2月初旬には初期の予約注文分が発送されるとしています。その後は2月10日くらいまでに大量生産が始まる予定。当初は1月発送予定としていたため若干遅れている形にはなりますが、いよいよこの手で触れられる日が近づいてきたと思うと楽しみで仕方ありません。
なお先日12月7日にはLight社より、初回のユーザーアンケートが配信されました。主な質問内容は以下の通りで、所要時間は4分程度。
- Light Phone IIIをどのように使う予定か
- どこの国で使うか
- どこのキャリアを使う予定か
- Light Phone IIIを選んだ理由は何か
- Light Phone IIIの予約注文に際して何か懸念はあったか
- 年齢
- どうやってLight Phone IIIを知ったか
- 現在利用可能なLightOSのツールのうち、Light Phone IIIにも追加したいツールは何か
- LightOSに新しく提供してほしいツールは何か(3つまで)
- Light Phoneに対応してほしいメッセージング・プラットフォームは?
※前問の回答により出現の有無が異なると思われる - 検討段階にあるLightOSの機能アップグレードについて、最も便利だと思うもの(4つまで)
- 既存ツールのアップグレードについて、最も有用だと思うもの(3つまで)
- LightOSにサポートしてほしい言語は?
- ダッシュボードからテキスト・履歴を表示できるようにする機能は必要か?
- ダッシュボードを利用するためのデスクトップアプリを希望するか?(PCとの同期)
- 撮影した写真の自動同期に興味はあるか?
- その他ご意見・ご要望
回答状況によって多少の分岐はあるかと思いますが、私の場合は全17問でした。その中でも興味深いのは9番と11番。Light Phone IIIは非常に魅力的なプロダクトではあるものの、やはり連絡手段が有料のSMSしかないのは苦しいのが本音。
私は普段「Signal」というメッセージングツールを利用しており、Light Phone IIIもSignalによるテキストチャット・ビデオ通話に対応してくれれば、もうこれ一台でも十分やっていけると思っています。競合機種?にあたる「Punkt.MP02」でも、Signalをベースにした「Pegion」というアプリの開発に成功していますし、ここはぜひLight社に頑張っていただきたいところ。
参考サイト:Light|LP III – Initial Survey(初回アンケート)
Light Phone IIIは2024年12月現在も予約注文受付中。まだ200ドルの割引を受けることができ、価格は599ドル(約9万1378円)です。これからの注文だと発送は4月頃になるかと思いますが、デジタルデトックスや人と違うスマホに興味がある方は、ぜひチェックしてみてください。
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