2016年から電力自由化が始まり、誰でも自由に電力会社を乗り換えられるようになったのはご存じの通り。以降さまざまな新電力会社が登場してきていますが、本記事ではその中でも、デジタルバンク「みんなの銀行」と連携を開始した「オクトパスエナジー」をピックアップ。各社のプラン内容と比較し、「実際お得なのか」を探っていきます。
ちなみにオクトパスエナジーは現在、スマホ完結のデジタルバンク「みんなの銀行」とコラボキャンペーン中。両社を契約することで、最大1万7000円分もお得に利用できるようになっています。キャンペーン詳細も解説していますので、オクトパスエナジーの契約を検討している方はぜひこちらも活用してみてください。
本記事は、みんなの銀行第2期アンバサダーの活動の一環として作成したものです。ただし、記事執筆に際して先方との金銭の授受は発生しておりません。
新電力「オクトパスエナジー」とは

「オクトパスエナジー」は、2016年にイギリスで立ち上げられたスタートアップ企業。比較的始まって日の浅い新電力サービスです。
外国のサービスであることに加え、公式サイトがビビッドで独特な色合いをしていることも相まって「なんか怪しそう…」と感じてしまう方もいるかもしれません。一方その実績は確かなもので、2023年には英国の大手電力会社「ブリティッシュガス」をしのぐシェア率を記録。創業からわずか7~8年で契約件数トップに立つほど多くのユーザーに選ばれているサービスです。
そんなオクトパスエナジーが日本にやってきたのは2021年。国内最大手の天然ガス会社「東京ガス」と提携し、合併会社「TGオクトパスエナジー」を設立することで、日本市場への参入が実現しました。実績豊富なことはもちろん、国内の大手企業と提携して運営していることからも、少なからず安心感を感じていただけるのではないでしょうか。
ちなみに、オクトパスエナジーの公式HPが他ではあまり見ないカラーになっているのには、以下のような理由があるようです。
このビビッドな色合いは、色の識別がしにくい人たちにも、判断時に迷うことなく、識別できる色である、ということが大きな理由の1つなのです。
好みや価値観は十人十色ですし、必ずしも全てのお客さまに「好んで」もらえるスタイルではないかもしれませんが、サービスを利用していただく上で障壁の少ないウェブサイトにしていくこと、なるべく「アクセシビリティ」の高いサイトにしていくことは、オクトパスのデザインチームが大切にしていることの1つなのです。
オクトパスエナジーは、環境のことを考えたグリーンな電気の提供にも力を入れているサービス。ユーザー思い・地球思いのサービスであることが随所から感じられ、個人的には好印象です。
オクトパスエナジーのプラン概要
2025年3月現在、オクトパスエナジーには以下5つのプランが用意されています。
- シンプルオクトパス
- グリーンオクトパス
- オール電化オクトパス
- EVオクトパス
- ソーラーオクトパス
このうち「オール電化オクトパス」はオール電化向け、「EVオクトパス」電気自動車保有者向け、「ソーラーオクトパス」は太陽光電池を設置している住宅向けとなっているため、今回は割愛。一般家庭向けの2プランの料金を見ていきます。
シンプルオクトパス | グリーンオクトパス | |
---|---|---|
基本料金(10Aあたり) | 0円 | 9.70円/日 |
電力量料金:~120kWh | 31.60円/kWh | 18.98円/kWh |
電力量料金:121kWh~300kWh | 31.60円/kWh | 24.10円/kWh |
電力量料金:301kWh~ | 31.60円/kWh | 27.44円/kWh |
特徴 | ・基本料金、燃料費調整額0円 ・電力量料金単価は31.60円/kWhで固定 ・1年間利用後はグリーンオクトパスへ自動以降 | ・CO2排出量実質ゼロのグリーンな電気 ・スタンダードよりも安価な料金体系 |
※東京電力エリアでの料金単価(2025年3月現在)
なお「シンプルオクトパス」は、基本料金・燃料費調整額が0円と分かりやすいプランである一方で、利用期間は最長でも12か月となっています。その後は自動的に「グリーンオクトパス」に切り替わるようになっているため、1年間シンプルオクトパスを使うのがお得か、最初からグリーンオクトパスにするのがお得か、よく考えたうえで契約する必要がありそうです。
オクトパスエナジー×みんなの銀行のキャンペーン詳細
ここでは「オクトパスエナジー×みんなの銀行」のキャンペーンについて確認していきます。2025年3月現在、以下2つのキャンペーンが開催中。
①特定ページからの契約でオクトパスエナジーの電気料金1万円割引

オクトパスエナジー側から開催されているキャンペーンが「電気料金割引」です。みんなの銀行利用者限定の特定ページからオクトパスエナジーに申し込むことで、電気代が1万円分割り引かれるというもの。
本キャンペーンの注意点は以下3つ。
- 専用のキャンペーンページは、みんなの銀行ユーザーに送られてくるメールからのみ遷移可能
- 1万円の割引が適用されるのはオクトパスエナジーからの6回目の請求時
- オクトパスエナジーはこのほかにもさまざまな契約キャンペーンを不定期で開催する
みんなの銀行をインストール・口座開設するとメルマガが受け取れるのですが、おそらくキャンペーンページはこのメルマガからしか飛ぶことができなくなっています。この点はコラボキャンペーンなので当然でしょうか。
そして肝心の1万円割引ですが、付与されるのは6回目の請求時以降。契約して割引をもらってすぐ他社へ乗り換え…といったことはできませんのであらかじめご注意ください。
また、最も注意いただきたいのは「オクトパスエナジーの契約キャンペーンにはさまざまな種類がある」ということ。例えば2025年3月現在では「公式サイト割2025v2」として、4回目の請求時から10か月にわたって毎月1600円OFFというほぼ上位互換のようなキャンペーンが開催されています。

みんなの銀行コラボ特典には「6か月目に一気に割り引かれる(1万円以下だった場合は翌月割引)」というメリットがありますが、ご契約の際は今どんなキャンペーンが開催されているのか、オクトパスエナジーの公式サイトを見る等よく調べておくことをおすすめします。
②オクトパスエナジーの電気代キャッシュバック等で合計7000円付与

みんなの銀行側から開催されているキャンペーンが「最大7000円プレゼント」です。みんなの銀行とオクトパスエナジーの両方を活用するだけで現金が付与されるというもの。
7000円の内訳は以下の通り。
- ①オクトパスエナジー専用の初回特典コード(VKMGNxcT)を入力してみんなの銀行口座開設
→1000円付与 - ②オクトパスエナジーの電気料金を、みんなの銀行デビットカードで支払う
→支払額の20%(最大1000円)を3か月間付与 - ③みんなの銀行口座への合計50,000円以上入金(特典②の達成が条件)
→3000円付与
①に関しては、2025年3月現在「新年度スタートキャンペーン」としてすでに1000円もらえる特典コードが存在しているので、どのコードで登録するかはご自身次第といったところでしょうか。ちなみに、お友達招待コードで開設した場合の特典も1000円にアップしているので、よろしければ私のコード(dfjqTNks)も使っていただけると大変嬉しいです。
オクトパスエナジーもみんなの銀行も登録は無料なので、ほぼリスクなく数千円もらえると考えると非常にお得なキャンペーンかと思います。後述する料金比較を見て「オクトパスエナジーにした方が今より電気代が安くなりそう」と感じた際には、ぜひこの特典をお忘れなくご活用ください。
オクトパスエナジーのプラン内容を各社と比較
ここからは、実際に電気料金を計算しつつ「オクトパスエナジーは他社よりお得なの?」という疑問に言及していきたいと思います。なお、比較対象がだいぶ筆者の基準になってしまっているため「この電力会社と比較してほしい」等ございましたらお気軽にコメントいただけますと幸いです。
オクトパスエナジーと東京電力を比較
シンプルオクトパス | グリーンオクトパス | 東京電力 (スタンダードS) | |
---|---|---|---|
基本料金(10Aあたり) | 0円 | 9.70円/日 | 311.75円/月 ※約10~11円/日 |
電力量料金:~120kWh | 31.60円/kWh | 18.98円/kWh | 29.80円/kWh |
電力量料金:121kWh~300kWh | 31.60円/kWh | 24.10円/kWh | 36.40円/kWh |
電力量料金:301kWh~ | 31.60円/kWh | 27.44円/kWh | 40.49円/kWh |
燃料費調整額 ※2025年3月度 | 0円/kWh (政府支援2.50円/kWh別途) | 4.13円/kWh (政府支援2.50円/kWh別途) | -8.83円/kWh (政府支援2.50円/kWh含む) |
再エネ賦課金単価 ※2024年度 | 3.49円/kWh | 3.49円/kWh | 3.49円/kWh |
電力会社の筆頭「東京電力」と、オクトパスエナジーの「シンプルオクトパス」&「グリーンオクトパス」の比較です。燃料費調整額は2025年3月度、再エネ賦課金単価は2024年度のものをもとに、電気料金を算出していきます。
1か月あたりの電気使用量が100kWh(30A契約)の場合
結果:オクトパスエナジー(グリーンオクトパス)が最安
- 東京電力:3381円
(311.75円×3)+(29.80円×100kWh)+(-8.83円×100kWh)+(3.49円×100kWh) - オクトパスエナジー(シンプルオクトパス):3608円
(0円×3)+(31.60円×100kWh)+(0円×100kWh)+(3.49円×100kWh)-(2.50円×100kWh) - オクトパスエナジー(グリーンオクトパス):3312円
(9.70円×3×31日)+(18.98円×100kWh)+(4.13円×100kWh)+(3.49円×100kWh)-(2.50円×100kWh)
電気使用量が月100kWh程度と少ない場合、電力量料金(1段階目)の単価が安い「オクトパスエナジー(グリーンオクトパス)」が最安という結果になりました。東京電力は燃料費調整額でマイナスになっている点はメリットですが、やはり電力量料金単価が高すぎかと思います。
1か月あたりの電気使用量が200kWh(40A契約)の場合
結果:オクトパスエナジー(グリーンオクトパス)が最安
- 東京電力:6667円
(311.75円×4)+(29.80円×120kWh)+(36.40円×80kWh)+(-8.83円×200kWh)+(3.49円×200kWh) - オクトパスエナジー(シンプルオクトパス):6518円
(0円×4)+(31.60円×200kWh)+(0円×200kWh)+(3.49円×200kWh))-(2.50円×200kWh) - オクトパスエナジー(グリーンオクトパス):6432円
(9.70円×4×31日)+(18.98円×120kWh)+(24.10円×80kWh)+(4.13円×200kWh)+(3.49円×200kWh)-(2.50円×200kWh)
電気使用量が多くなればなるほど、電力量料金に段階の無いシンプルオクトパスはお得度が増していきます。しかし、月200kWh程であればまだまだグリーンオクトパスが最安です。
1か月あたりの電気使用量が300kWh(40A契約)の場合
結果:オクトパスエナジー(グリーンオクトパス)が最安
- 東京電力:9773円
(311.75円×4)+(29.80円×120kWh)+(36.40円×180kWh)+(-8.83円×300kWh)+(3.49円×300kWh) - オクトパスエナジー(シンプルオクトパス):9777円
(0円×4)+(31.60円×300kWh)+(0円×300kWh)+(3.49円×300kWh)-(2.50円×300kWh) - オクトパスエナジー(グリーンオクトパス):9354円
(9.70円×4×31日)+(18.98円×120kWh)+(24.10円×180kWh)+(4.13円×300kWh)+(3.49円×300kWh)-(2.50円×300kWh)
電力量料金が3段階目に移行する直前である300kWh近辺では、さらに差が大きく開きグリーンオクトパスの独壇場に。東京電力とは月400円以上違っています。
1か月あたりの電気使用量が400kWh(50A契約)の場合
結果:オクトパスエナジー(グリーンオクトパス)が最安
- 東京電力:1万3599円
(311.75円×5)+(29.80円×120kWh)+(36.40円×180kWh)+(40.49円×100kWh)+(-8.83円×400kWh)+(3.49円×400kWh) - オクトパスエナジー(シンプルオクトパス):1万3036円
(0円×5)+(31.60円×400kWh)+(0円×400kWh)+(3.49円×400kWh)-(2.50円×400kWh) - オクトパスエナジー(グリーンオクトパス):1万2911円
(9.70円×5×31日)+(18.98円×120kWh)+(24.10円×180kWh)+(27.44円×100kWh)+(4.13円×400kWh)+(3.49円×400kWh)-(2.50円×400kWh)
月400kWhのご家庭では「東京電力<シンプルオクトパス<グリーンオクトパス」という結果。東京電力の3段階目単価は40円超えとなることもあり、電気使用量が増えるほど一気に高くなっていくことが予想されます。
ちょっと意外だったのは、基本料金・燃料費調整額ゼロのシンプルオクトパスが思ったよりも安くならなかったこと。今回の試算ではグリーンオクトパスを追い抜くことはありませんでした。もちろん、毎月変動する燃料費調整額によってはお得になるときもあるとは思いますが、多くのご家庭では最初からグリーンオクトパスを選んで問題なさそうです。
オクトパスエナジーと東北電力を比較
シンプルオクトパス | グリーンオクトパス | 東北電力 (よりそう+eねっとバリュー) | |
---|---|---|---|
基本料金(10Aあたり) | 0円 | 12.14円/日 | 314.60円/月 ※約10~11円/日 |
電力量料金:~120kWh | 32.10円/kWh | 17.80円/kWh | 29.62円/kWh |
電力量料金:121kWh~300kWh | 32.10円/kWh | 23.60円/kWh | 36.37円/kWh |
電力量料金:301kWh~ | 32.10円/kWh | 27.44円/kWh | 40.32円/kWh |
燃料費調整額 ※2025年3月度 | 0円/kWh (政府支援2.50円/kWh別途) | 4.35円/kWh (政府支援2.50円/kWh別途) | -9.78円/kWh (政府支援2.50円/kWh含む) |
再エネ賦課金単価 ※2024年度 | 3.49円/kWh | 3.49円/kWh | 3.49円/kWh |
私が東北地方に住んでいるということもあって、個人的に気になった東北電力との比較も掲載させてください。先述した東京電力よりも燃料費調整額がさらに安くなっていることもあって、オクトパスエナジーとどの程度差が出てくるのか見ていきたいと思います。
1か月あたりの電気使用量が100kWh(30A契約)の場合
結果:東北電力(よりそう+eねっとバリュー)が最安
- 東北電力(よりそう+eねっとバリュー):3276円
(314.60円×3)+(29.62円×100kWh)+(-9.78円×100kWh)+(3.49円×100kWh) - オクトパスエナジー(シンプルオクトパス):3309円
(0円×3)+(32.10円×100kWh)+(0円×100kWh)+(3.49円×100kWh)-(2.50円×100kWh) - オクトパスエナジー(グリーンオクトパス):3443円
(12.14円×3×31日)+(17.80円×100kWh)+(4.35円×100kWh)+(3.49円×100kWh)-(2.50円×100kWh)
東北エリアでは、電気使用量が月100kWh程度の場合、大手電力会社である「東北電力」が最安という結果になりました。「大手は高い、新電力は安い」とつい決めつけてしまいがちですが、燃料費調整費額等の変動するもの次第では大手電力会社もまだまだ選択の余地があるといったところでしょうか。
また、東北エリアのグリーンオクトパスは基本料金がやや高めということもあり、この時点ではシンプルオクトパスの方が安くなっているのも特徴と言えそうです。
1か月あたりの電気使用量が200kWh(40A契約)の場合
結果:東北電力(よりそう+eねっとバリュー)が最安
- 東北電力(よりそう+eねっとバリュー):6464円
(314.60円×4)+(29.62円×120kWh)+(36.37円×80kWh)+(-9.78円×200kWh)+(3.49円×200kWh) - オクトパスエナジー(シンプルオクトパス):6618円
(0円×4)+(32.10円×200kWh)+(0円×200kWh)+(3.49円×200kWh)-(2.50円×200kWh) - オクトパスエナジー(グリーンオクトパス):6597円
(12.14円×4×31日)+(17.80円×120kWh)+(23.60円×80kWh)+(4.35円×200kWh)+(3.49円×200kWh)-(2.50円×200kWh)
月当たり200kWhの場合でも、オクトパスエナジーより東北電力の方が安くなりました。東北電力は電力量料金の2段階目単価が高いこともありやや差は縮まったものの、やはり燃料費調整額のマイナス分が大きいようです。政府から補助が出ていることもありますが、ここ1年程度は大体-7円/kWh以下をキープしているため、極端に電力量料金単価が上がらない以上、東北電力も有力と言えるかもしれません。
1か月あたりの電気使用量が300kWh(40A契約)の場合
結果:東北電力(よりそう+eねっとバリュー)が最安
- 東北電力(よりそう+eねっとバリュー):9472円
(314.60円×4)+(29.62円×120kWh)+(36.37円×180kWh)+(-9.78円×300kWh)+(3.49円×300kWh) - オクトパスエナジー(シンプルオクトパス):9927円
(0円×4)+(32.10円×300kWh)+(0円×300kWh)+(3.49円×300kWh)-(2.50円×300kWh) - オクトパスエナジー(グリーンオクトパス):9491円
(12.14円×4×31日)+(17.80円×120kWh)+(23.60円×180kWh)+(4.35円×300kWh)+(3.49円×300kWh)-(2.50円×300kWh)
オクトパスエナジー(グリーンオクトパス)が目前まで迫ったものの、ここでも東北電力が最安となりました。このくらいの電気使用量になると、毎月の燃料費調整額の変動によりあまり両社の差はないかもしれません。キャンペーンのお得さ等で比較して決めるのもありでしょうか。
1か月あたりの電気使用量が400kWh(50A契約)の場合
結果:オクトパスエナジー(グリーンオクトパス)が最安
- 東北電力(よりそう+eねっとバリュー):1万3190円
(314.60円×5)+(29.62円×120kWh)+(36.37円×180kWh)+(40.32円×100kWh)+(-9.78円×400kWh)+(3.49円×400kWh) - オクトパスエナジー(シンプルオクトパス):1万3236円
(0円×5)+(32.10円×400kWh)+(0円×400kWh)+(3.49円×400kWh)-(2.50円×400kWh) - オクトパスエナジー(グリーンオクトパス):1万3145円
(12.14円×5×31日)+(17.80円×120kWh)+(23.60円×180kWh)+(27.44円×100kWh)+(4.35円×400kWh)+(3.49円×400kWh)-(2.50円×400kWh)
さすがに電力量料金が3段階目までなると、オクトパスエナジー(グリーンオクトパス)が東北電力を追い抜く形に。それでも差はほぼないようなもので、月によっては東北電力の方がお得になることも十分あり得るでしょう。
東北エリアで電力会社の乗り換えを検討している方は、東北電力の燃料費調整額がどの程度マイナスになっているかを公式サイトでよく確認したうえで、新電力各社と比較した方が良いかと思います。
オクトパスエナジーとタダ電を比較
シンプルオクトパス | グリーンオクトパス | タダ電 | |
---|---|---|---|
基本料金(10Aあたり) | 0円 | 12.14円/日 | 280円/月 ※約71kWh/月以上使用した場合 |
電力量料金:~120kWh | 32.10円/kWh | 17.80円/kWh | 70.00円/kWh |
電力量料金:121kWh~300kWh | 32.10円/kWh | 23.60円/kWh | 70.00円/kWh |
電力量料金:301kWh~ | 32.10円/kWh | 27.44円/kWh | 70.00円/kWh |
燃料費調整額 ※2025年3月度 | 0円/kWh (政府支援2.50円/kWh別途) | 4.35円/kWh (政府支援2.50円/kWh別途) | 非公開 (政府支援あり) |
再エネ賦課金単価 ※2024年度 | 3.49円/kWh | 3.49円/kWh | 3.49円/kWh |
※単価は東北エリアのものを記載
私は現在、数ある新電力の中でもひと際尖った(?)サービスである「タダ電」を利用しています。ただ、なかなか0円で運用するのが難しくなってきた関係で最近は乗り換えを検討していることもあり、今回比較対象として挙げさせていただいた次第。
なおタダ電は燃料費調整額を非公開としているため、請求明細で確認してみたところ、2024年末~2025年初ベースで「約9~10円」となっていました。正直かなり高めでびっくり。今回は9円と仮定して算出を進めていきます。
関連記事:タダ電約1年間長期利用レビュー。使用量・電気代全て公開
1か月あたりの電気使用量が100kWh(30A契約)の場合
結果:タダ電が最安
- タダ電:2599円
280円+(70.00円×29kWh)+(9円×29kWh)+(3.49円×29kWh)-(2.50円×29kWh) - オクトパスエナジー(シンプルオクトパス):3309円
(0円×3)+(32.10円×100kWh)+(0円×100kWh)+(3.49円×100kWh)-(2.50円×100kWh) - オクトパスエナジー(グリーンオクトパス):3443円
(12.14円×3×31日)+(17.80円×100kWh)+(4.35円×100kWh)+(3.49円×100kWh)-(2.50円×100kWh)
71kWh(5000円分)まで無料になるタダ電は、月100kWh使っても29kWh分しか請求されないということ。電力量料金単価と燃料費調整額はかなり割高ではあるものの、オクトパスエナジー各プランよりも大幅に安い結果となりました。月の電気使用量が少ない方は、0円にはならずともタダ電を利用するっ価値はかなり高いと思います。
1か月あたりの電気使用量が200kWh(40A契約)の場合
結果:オクトパスエナジー(グリーンオクトパス)が最安
- タダ電:1万598円
280円+(70.00円×129kWh)+(9円×129kWh)+(3.49円×129kWh)-(2.50円×29kWh) - オクトパスエナジー(シンプルオクトパス):6618円
(0円×4)+(32.10円×200kWh)+(0円×200kWh)+(3.49円×200kWh)-(2.50円×200kWh) - オクトパスエナジー(グリーンオクトパス):6597円
(12.14円×4×31日)+(17.80円×120kWh)+(23.60円×80kWh)+(4.35円×200kWh)+(3.49円×200kWh)-(2.50円×200kWh)
月の電気使用量が200kWhともなると、タダ電は信じられないほど高額になります。その金額は他社で300~400kWh程度使ったときに匹敵するほど。タダ電は、最高でも月100kWh前後のご家庭にしかおすすめできないでしょう。
オクトパスエナジーはどんな人におすすめできる新電力か
ここまで各電力会社との料金比較を行なってきましたが、結論「オクトパスエナジーはどんな人におすすめできるサービスなのか」をまとめたいと思います。
- 現在もまだ大手電力会社を契約している方(エリアにより異なる)
- 月の電気使用量が多めの方(目安:200kWh~)
- 燃料費調整額の安い新電力を探している方
- キャンペーンでお得さを享受したい方
まずおすすめしたいのは、現在も大手電力会社を契約しているご家庭。実際に計算してみた結果からもわかる通り、東京エリアでは電気使用量に関わらずオクトパスエナジーの方がお得になっていました。
もちろん月によって変動する「燃料費調整額」のようなものもあれば、エリアによって単価が違うため大手が逆転する可能性もゼロではありませんが、多くの場合電気代を節約することができるでしょう。
加えて、本記事では「みんなの銀行コラボキャンペーン」を紹介しましたが、オクトパスエナジーは契約キャンペーンが定期的に開催されている点も魅力の一つ。割引等の特典を加味すれば他社を圧倒する安さになることも十分考えられるので、キャンペーンのお得さを求めている方にもおすすめです。
数ある新電力の中でもオクトパスエナジーはお得度高め。みんなの銀行とのコラボ特典もぜひ活用しよう

オクトパスエナジーは日本ではあまり知られていないサービスですが、大手電力会社はもちろんその他新電力と比べてもお得度が高めであることがお分かりいただけたのではないでしょうか。イギリスでは契約件数トップに立つほど実績も十分です。
今ならみんなの銀行とのコラボキャンペーンで合計1万7000円分も得することができるので「興味はあるものの契約しようか迷っていた」「電気代を少しでも安くしたくて乗り換え先を探していた」という方は、ぜひオクトパスエナジー×みんなの銀行をセットで検討してみてください。
「みんなの銀行、口座開設しても使い道が思いつかない」という方は、以下の記事もご参考にしていただければ幸いです。
関連記事:みんなの銀行の使い道に困っている方に、おすすめの活用方法をご紹介
みんなの銀行では、現在「おともだち紹介プログラム」と「サービス体験プログラム」を開催中。口座開設するだけで1000円もらえるうえ、体験コースに参加しておすすめの使い方を学ぶだけでさらに500円。合計現金1500円を無料で受け取ることができます。インストールしてログインした後、紹介コード「dfjqTNks」を忘れずにご入力ください。
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